ベートーヴェン(1770-1827)
ドイツの作曲家
オーストリアのウィーンで活躍
古典派の作曲家
『楽聖』とよばれている
音楽史上中心的な存在
ドイツ3大Bのひとり
(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)
《職歴》
◇オルガニスト〔1785年14歳〕
◇チェンバロ奏者
◇ヴィオラ奏者〔1789年18歳〕
◇ピアニスト(ウィーンではじめは、すばらしいピアニストとして活躍)特に即興演奏は、右に並ぶ者はいなかった
◇作曲家(難聴が創作に打ち込むきっかけとなった)
◇ピアノ教師〔1784年13歳~1805年34歳〕
◇作曲教師
《師》
◇1780年9歳―ネーフェ〔バッハ 平均律・クラヴィーア曲集〕
◇(ハイドン)
◇1794年23歳―アルブレヒブルガー〔対位法〕
◇フェルスター〔弦楽四重奏曲〕
◇1799年38歳―サリエーリ〔イタリアオペラ〕
《影響を受けた作曲家》
◇バッハ〔フーガ〕
◇ハイドン〔交響曲〕
◇モーツァルト〔ピアノ協奏曲〕
◇クレメンティ〔ピアノソナタ〕
《最も高く評価していた作曲家》
◇バッハ―『和声の始祖』 『和声の不滅の神』
◇ヘンデル
◇モーツァルト
◇ハイドン
《人物像》
◆体格・外見
・背は、低くガッシリ(ずんぐり)
・ハンサムではない
・エネルギーに満ちた目(活き活きとし、輝いていた)
◆性格etc.
・気分屋、気まぐれ
・強情
・プライド高い
・ぎこちない動作
・粗雑ですぐモノを壊す
・不器用
・人の言うことを聞かない
・疑い深い
・些細な事で友人とすぐケンカ―短気
(親友は、ほとんどいなかった)
・だらしない
〔上の2つは、自覚していた〕
・計算に弱い―本当はお金持ちなのにお金が足りないといつも思っていた
・散歩好き―いつもポケットにスケッチ帳を入れていた
・引越し魔―ウィーンに来て43年間で70回以上引越しした最後に住んだ家は、最初と同じ地区にあった
・かなり住まいに関してはうるさかった
見晴らしがよいところ
プライバシーが守られるところ
聞き耳をたてられたり人の目を気にしたりしなくてよいところ
・純粋な信仰心を持っていた
・いつも恋していた(好きな人がいた)しかし、いつも短期間に終わる
そのエネルギーを音楽へ注いだ
また、情熱のはけ口は、甥のカールだった
・生涯独身
・語学力―フランス語…かなり読める
ラテン語、イタリア語…ある程度読める
英語…一度も学んだことがなかった(イギリスには行きたがっていたが)
《ウィーンでのベートーヴェンの日課》
日の出―起床
午前中―1~2度散歩
14時か15時―正餐(食事)
午後―散歩→「楽想」の多くがこの散歩中に思い浮かんだ
いつ思い浮かぶかわからないので、いつもノート(スケッチ帳)を持っていた
夜中に思い浮かんだ時は、すぐ起きあがって書き留めた
午後おそく―お気に入りの居酒屋へ行く(新聞を読むため)
・好きな食べ物…魚料理、エスプレッソコーヒー、上質なワイン
22時―就寝(寝る前に文学作品の読書)